若い頃はとにかくシェアを増やしたかった。
安い量販店で販売されている商品から高級飲食店様に提供させて頂く商品まで幅広く…

　当時は専門店としての位置付けを勘違いしていた所があります。
専門店だから何でも取り扱わないと。
でもそれは違いました。
専門店だからこそ拘りの商品を提供しその商品を求めて頂けるお客様に応えていかないとと。
値段先行の商品を作ったりまた案内してはいけないと。
もしその様な商品をお求めになられたら他の業者に任す位の気持ちが必要だと。

もちろん自己満足の独りよがりの拘りであってはいけないと思っています。
時代のニーズに上手く摺り合わせたビジネスをしていかないと。
（例えば一度の納品数量を減らしたり1人前ずつスライスカットし小分けしたり、お客様の商売に極力ロスの無い商品開発に取り組んでいます）
また昨今クジラ食文化離れが進んでいる中、いかに既存の鯨を食べて育った世代へのご満足頂ける商品をお届けしそして鯨食文化を再認識して頂けるかと、新しい若い世代へ主食としての鯨食文化を認知して頂けるよう新しい食べ方をアピールし構築していかないと思っています。

我々は鯨を販売する事が目的ではなく、鯨食材の価値・知識を紹介する事が目的である。
結果として消費者の購入意欲が上がり購入に至って頂けると信じてます。